全顎治療(フルマウス治療)
について
全顎治療(フルマウス治療)とは?
当クリニックは、患部だけに着目するのではなく、お口の中をトータル的に扱う全顎治療(フルマウスリコンストラクション)の考え方を重視しています。その実現のためにも、虫歯や歯周病の治療だけでなく、インプラントや矯正治療、補綴治療などのすべての分野でハイレベルな内容を提供できるように、日々研鑽を積んでいます。
全顎治療(フルマウス治療)を行う目的
歯科医院として主訴の解消に力を注ぐのはもちろんですが、問題の原因を追究して解決することも欠かしません。また、例えば型取りなどの精度を高めることも重要ですし、根管治療や歯周病治療、噛み合わせの調整など、すべての治療においてお口全体の健康と機能を守り、美しさを高めることにつながるよう配慮しています。
こんなお口の症状、放置していませんか?
当クリニックに来院いただく患者さんとお話ししていると、問題点が複雑に絡んでいるケースに遭遇します。以下のような問題を抱えている方は、いずれも先を見据えた対応が必要と思われるケースです。全顎治療を検討することをおすすめします。
- 過去に全体を治療したが再発してしまった
- ブラッシングやメンテナンスが十分でなかった
- 歯の欠損を放置してしまった
- 合わない義歯(入れ歯)を無理して使っていた
- 噛み合わせの違和感があったがいつの間にか慣れてしまった
おおこし歯科クリニックの
全顎治療(フルマウス治療)
お口の中には多くの細菌がいます。また食事の時、スポーツ中の食いしばり、就寝時の歯ぎしり・・・など断続的に力もかかります。
この細菌と力に打ち勝つのはご自身の歯が一番である事は至極当然なお話です。
しかし不幸にして問題が生じてしまったからにはその原因を追求し、
問題点を一つ一つ解決し治療をすることが、当クリニックの使命だと考えます。
現状に至ってしまった原因の追究
全顎治療が必要になる患者さんは、かみ合わせのバランスが乱れているケースがほとんどです。その原因は患者さんによって異なりますが、特に多いのが「睡眠中の歯ぎしりや食いしばり」です。無意識のうちに歯に強い力が加わり、歯やかみ合わせをボロボロに壊してしまう恐れがあります。
さらに過去にさまざまな歯の治療歴がある場合も、注意が必要です。痛む場所や治療中の仮歯を避けるようにして噛んでいると、その積み重ねで噛む位置が少しずつずれてしまい、現在のお悩みにつながっている可能性もあるのです。
治療前にはパノラマレントゲンによる検査を行い、問診票に記入していただいた内容やカウンセリングをもとに、患者さんのお口に関係する情報を集めます。
そして、実際にお口の様子を見ながら原因を分析した後は、治療を通じて正しいかみ合わせの位置を作り、全体のバランスが良い状態で噛めるように調整していきます。
お口全体から考える「本当のお口の健康」
本当のお口の健康を実現するには、かみ合わせのバランスを整えたうえで、細菌や力に負けないお口の環境づくりが必要です。お口の中に細菌が多い状態だと、どれだけ治療をしても虫歯や歯周病に悩まされる恐れがあります。
そこで治療では歯垢や歯石を取り除いたうえで、歯科衛生士が中心となって歯みがきの仕方を丁寧にアドバイスしております。自分の力で歯を正しく磨けるようになると、清潔さが保たれて細菌の影響を受けにくくなるのです。
その他にも、歯ぎしりや食いしばりなどの力が強い場合はマウスピースを用いた治療、歯並びが悪い場合は成人の患者さんでも矯正治療を勧めるケースもあります。
さらに、年に数回の定期的なメインテナンスを通じて患者さんの歯を管理し、治療後も当クリニックが積極的にサポートしてまいります。
全顎治療(フルマウス治療)
の流れ
お口の中の状態が悪いと、改善をあきらめてしまう人もいます。
しかし、問題点を一つ一つ解消していけば、必ず良い方向に向かうことはできます。
ぜひあきらめずに、まずは検診に来ることから始めましょう。
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STEP01
問診・診査
お口の状態をより正確に知るために、口腔内写真やX線写真を用いた検査を行います。痛みの有無など、より具体的な症状を教えてください。
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STEP02
診断
検査結果と患者さんが感じている症状を照らし合わせ、症状の根本となる原因を探っていきます。
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STEP03
治療計画の立案
症状の根本原因の説明を行い、治療のゴールを患者さんと一緒に決めていきます。今後の治療計画の立案を行います。
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STEP04
カウンセリング
患者さんのニーズに沿った治療をご提案いたします。十分な時間をとってご説明を行いますので、不安なことは何でもご相談ください。ご納得いただいてから、治療を開始します。
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STEP05
治療開始
治療計画にご納得いただけたら、治療を開始します。治療の内容によっては2回目以降から開始します。
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STEP06
メインテナンス
治療後は「元に戻った」のではなく、「症状を治した」状態です。この状態を維持するためにも、定期的なメインテナンスが必要です。
全顎治療(フルマウス治療)を
検討されている方へ
院長
大越 良隆Yoshitaka Okoshi
かみ合わせのバランスが乱れたままだと、お顔周りの筋肉や顎関節に負荷がかかり、全身の不調を引き起こす可能性があります。「体がなんとなくだるい」など、不定愁訴と呼ばれる原因不明な症状も、実はかみ合わせが大きく関係しているケースもあるのです。
当クリニックでは、ご要望などをお伺いしたうえで「患者さんに合った治療は何か?」について、常に考えた治療を大切にしております。
起床直後にお口の不快感があるけど、歯科クリニックにしばらく足を運んでいないなど、どのような治療が必要か分からない場合は、ぜひ一度ご相談ください。
全顎治療を通じてお口全体のバランスと将来の健康を考え、治療をしてから5年後・10年後もご自身の歯でしっかりと噛めるように、今すぐ一緒に対策していきましょう。